令和4年第1回都議会定例会

掲載日:2022.03.25

質問事項
 児童相談所の体制強化で、新たに渋谷区の子ども家庭支援センター内に都のサテライトオフィスを開設するが、このサテライトオフィスの機能、役割について伺う。

回答
 サテライトオフィスでは、児童相談所の職員が虐待相談に対応するほか、都と区の連携拠点として、日常的に打合せ及び情報共有を行うとともに、合同調査や個別ケース検討会議などを実施しており、引き続き、都と区が連携して子供たちの安全・安心を確保していきます。

質問事項
 羽田新飛行ルートに伴って、都心低空飛行を行っている飛行機から渋谷区内に氷塊が落下した疑いがあるが、国は飛行機からの落下であると断定出来ないと認めておらず、新飛行ルートの運用を継続するとしている。都として国へ原因究明の調査を働きかけること、そして都民の暮らしの安全、安心を守るため、飛行ルートの撤回を国に求めるべきだが、見解を伺う。

回答
 氷塊の落下について、国からは、「氷塊が見つかった時間の前後に付近を飛行していた航空機に氷塊の付着や水漏れの痕跡等の不具合は確認されなかった。氷塊が発見された場所を確認したが、新飛行経路の直下ではなく、水平距離で東へ約350メートル離れている。これらのことから、氷塊が航空機由来の可能性は極めて低く、航空機由来のものとは断定できない。また、新飛行経路を飛行した航空機に、水漏れ等の不具合がなかったことに加え、落下した氷塊そのものが残存せず、組成分析を行うこともできないことから、これ以上の調査は困難であると判断した。」と聞いています。
 国では、世界に類を見ない落下物防止対策基準を策定し、日本の航空会社や日本に乗り入れている外国航空会社に落下物防止対策を義務付け、落下物ゼロを目指して最大限取り組むとしています。羽田空港の新飛行経路については、国の責任と判断で決めるものです。都は、引き続き国に対し、安全対策の着実な実施を求めていきます。

質問事項
 東京都児童会館跡地と隣接する渋谷区役所旧第二美竹分庁舎及び渋谷区立美竹公園を一体的に共同開発する、都市再生ステップアッププロジェクト渋谷一丁目地区共同開発事業の進捗、またこの開発の意義について伺う。

回答
 都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業は、命和3年8月12日に事業者の募集を開始し、令和4年3月29日に事業予定者を公表しました。今後は、令和5年度の建設工事の着工及び令和8年度の建設工事の完了に向け、事業予定者と基本協定を締結するなどの取組を進めていきます。
 この開発の意義は、東京都児童会館跡地と、隣接する渋谷区役所旧第二美竹分庁舍及び渋谷区立美竹公園を一体的に共同開発し、児童会館跡地の歴史を踏まえ、子供の創造性を育む施設の整備や、多世代が交流できる空間の創出などを通じて、出会いと成長の拠点を形成するものです。

質問事項
 都は都立公園にアーバンスポーツパークの整備を予定しており、スケートボードを楽しめる環境づくりを行っており、渋谷区においても、アーバンスポーツパークの整備を予定している。渋谷区内では公道や公園、商店街などでは備品等の破損が見受けられることもあり、今後の懸念として重大な交連事故の発生も考えられる。スケートボードを使用する人々に対する交通指導、更には取締りが必要だが、警視庁としての対応、対策を伺う。

回答
 道路交通法上、交通の頻繁な道路でスケートボードをすることは禁止されています。
 警視庁では、個々の道路状況等に応じて、法律に違反する利用者に対して指導警告を行うほか、悪質危険な違反者に対しては取締りを行っています。

質問事項
 渋谷区内では、老朽化、また延べ面積約80㎡の標準規模を満たしていない分団施設が見受けられるが、今後の消防団分団施設の整備について伺う。

回答
 特別区消防団における分団本部施設の整備は、都有地をはじめ各区等とも連携し建設用地の確保に努めており、分団本部施設の規模、機能及び設備が十分でない分団並びに老朽化の著しい施設を優先して整備に取り組んでいます。
 今後とも、関係機関等と連携し、計画的な分団本部施設の整備を行っていきます。