令和4年第2回都議会定例会

掲載日:2022.05.25

質問事項
 有識者会議において、旧こどもの城は、都民の城(仮称)として、改修するのではなく、周辺の都有地を合わせた4つの敷地を一体として、活用することが提言された。現在は、酸素・医療提供ステーションとして活用されているが、仮設の施設であり、4つの敷地の一体活用も最短で令和11年からとなっているため、この都民の城(仮称)の土地をそれまでの間、どのように活用していくのか見解を伺う。

回答
 新型コロナウイルス感染症の流行により、都民の生活意識や行動、求められる行政ニーズに変化が見受けられるなど、都民の城(仮称)改修基本計画策定当時からの状況変化などを踏まえ、基本計画の実施を見送り、都有地の一体的な活用に向けて取り組むこととしました。
 現在、旧こどもの城については、新型コロナウイルス感染症対策として酸素・医療提供ステーションで活用しています。
 今後とも、状況に応じながら、適切に対応していきます。

質問事項
 酸素・医療提供ステーションのこれまでの入所実績、人員配置、さらに稼働にかかる経費を伺う。

回答
 都は、令和3年8月に「都民の城」の施設内に、同年9月には東京2020大会の関連施設を活用して調布(令和4年6月に立川の施設に機能移転)と築地に、また、練馬区と連携して閉校後の区立小学校を活用するほか、同年12月には旧病院施設を活用して赤羽において、酸素・医療提供ステーションを設置し、軽症患者等を受け入れてきました。
 各施設の令和4年7月末日まで(赤羽は令和4年5月8日まで)の受入実績は、都民の城が2,227人、調布が1,194人、築地が1,844人、練馬区が867人、赤羽が629人、立川が387人です。
 人員については、基本的に医師は1名以上、看護師は複数名を各施設に常時配置することとし、感染状況や運用規模に応じて柔軟に配置しています。
 施設の設置運営に係る予算額は、令和3年度で約138億円、令和4年度で約184億円(令和4年第二回定例会までに議決された予算額)計上しています。